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知ってる?? 知らない?? 文顕進会長の文書動画と講話文

首相の決別宣言と富山・大阪市議の決議

https://sakurai.blog/archives/286


上述の通り、岸田首相が教団との決別を宣言したことに続き、富山市、大阪市及び富田林市においても、教団との関係断絶が決議されました。これに対して、富山市では教団信者が、大阪市・富田林市では関連団体が今月、「信教の自由」を侵害されたとして、決議の取消しと慰謝料を求め、提訴したことが報道されました。


事の是非はさておき、そもそも「旧・統一教会との関係断絶」というのは、一体どこまでの範囲を意味しているのでしょうか? 


教団との組織的・政治的関係を断つ、という範囲のものなのか。それとも、教団の信仰をもった議員は全員罷免するとか、教団信者の議員事務所への出入りを禁ずる、選挙応援にさえ「旧・統一教会の信者はお断り」と表明する、ということなのか―。


仮にその範囲まで及ぶとすれば、それは「信教の自由」に抵触するものとなるに違いありません。


また、いつの記事だったか、議員の側の本音としても、「無償で選挙に駆けつけ、献身的に活動してくれる旧・統一教会信者の存在はありがたかった。今さら宗教を理由に『帰ってくれ』」とは言えない」といった旨のコメントが紹介されていました。昨日のニュースでも、似たような県議会議員の答弁が掲載されています


栃木県議会重鎮 「ミヤネ屋」で旧統一教会と関係「責任負わなくちゃならないの?」


https://nordot.app/980069329508827136?c=768367547562557440


「教団との関係を断つ」ということの真意は、教団がもつ社会的問題を深刻に捉え、政治の側として公正に対処する、ということの表明であって、特定の宗教や信仰をもつ者(個々人)を差別したり、排除することではないはずです。


であれば、必要なことは、教団(並びに関連団体)が主催する会合への参加や祝辞等を一切控える等、「組織」としての関係を断つことまでではないでしょうか?


素人目線なのかもしれませんが、「教団」(組織)との関係断絶と「信者」(個人)との関係断絶は、分けて考えるべきではないかと思うのです。


実際、信者の方々は誠実で、一生懸命だったりします。地域でも、称賛されるような良い活動を行っている場合もあるでしょう。ただその一方で、教団内には様々な課題があることも事実であり、政治家が教団関連の会合に出席し、祝電を送ったりする場合、それが教団の活動を肯定し、“お墨付き”を与えてしまうことになるのも、紛れもない事実でしょう。(当人に自覚がなくとも、教団がこれを広報に用いるからです)


こうしたことから、政治家は(少なくとも問題が解決するまでは)「教団」との政治的関係は一切断ち、擁護したり便宜を図ることはしないまでも、信者が個々の政治的信念から選挙応援をすると言うなら、それは規制・排除できないのではないでしょうか?

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