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知ってる?? 知らない?? 文顕進会長の文書動画と講話文

「汚く稼いで綺麗に使え」

櫻井正上氏のblog

https://sakurai.blog/archives/120


当時、「開運」を謳っていた印鑑販売が当たり、そこでつながった顧客に、より高額の壺や多宝塔(韓国の仏塔)を販売して行く流れが生まれたといいますが、この時、商品を購入した顧客から、運勢が好転した、病気が治った、夫の酒乱が収まった、壺から光が放たれるのを見た―といった幾つかの「奇跡」の証が飛び込んできたといいます。


それは嘘ではないのでしょう。しかし、こうした人々の声が歪曲・悪用されながら、「霊感商法」が生まれて来るのです。


発案者は分かりませんが、語り手(トーカー)が「先生」として紹介され、霊能者を装いながら、ゲストに将来の不幸や亡くなった家族の苦悩等を語り、不安や恐怖を煽りながら、原価の数倍・十数倍にも上る高額で商品を販売する―、そんな手法が際限なくエスカレートし、広がって行ったといいます。


当然、「こんなことをしていいのか」「これは人を騙すことじゃないか」といった戸惑いやためらいを覚える信徒も少なくなかったといいますが、当時の事業部の指導は、「我々は天のためにやっているんだ」「大きな摂理の前に小さなことでうろたえるな」といったもの。甚だしくは、「汚く稼いで綺麗に使え」といった指導まであったといいます。


人は「集団」になると、理性が働かなくなり、モラルは薄れ、「狂気」が助長されると言いますが、当時、現場の信徒たちが良心の呵責を覚えつつも、これを進めてしまった根底には、自らの信じる目的のため、「神の摂理のためなら…」という思いがあったといいます。


しかし、これは決して、本来の信仰論や原理の教えゆえに起こってきたのではありません。逆に、信仰の本質や原理を“見失った”ことから起こってきたと思うのです。

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