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高井康行弁護士
「日本はいつの間に全体国家になったんだ… 統一教会の人達は政治から排除しろと。あの人達だって有権者だし基本的人権を持ってる」

（以下、Twitterで雨雲さんが書き起こされたものを、読みやすく改行した。）

日本はいつの間に全体主義国家になったのか。

自由主義、民主主義はいったいどうなったんだ。自由主義や民主主義は異端の存在を認めるか認めないかなんですよ。異端の存在を認めないということに自由主義も民主主義もないんです。

法律家として言えば統一教会は宗教法人格を持つ合法的な存在なわけですよ。構成してる人たちの中には被害者の立場の人がかなりいるわけです。『統一教会の人たちは政治から排除する』と言うがあの人たちも有権者だし、基本的人権を持ってるわけですよ。政治家に意見も言い、政治家の意見を聞く権利を持ってるはずなんです。それを全部排除しろと。これが民主主義国家のやることですか。

あれが反社なら別ですが、立憲民主党も『あれは反社だ』と、はっきり根拠を示して主張しているわけでも『解散命令を出せ』と言ってるわけでもない。そういうことを全く言わないでおいて、あの組織に属する人たちを政治の世界から排除する、これはもう独裁国家のやることじゃないですか。

立憲民主党の泉代表は『地方議員も全部調査しろ』と言うが一種の思想調査ですよ。思想調査なんて独裁政権のおはこでしょ。独裁政権に親和性の強いことをなぜ日本で民主主義政党を謳っている政党の党首が言うんですか。僕は極めて違和感がある。しっかり考えて政治をやっているのかと。本当に民主主義社会の政党なのかと。僕は非常に強い怒りと危機感を覚えましたね。

もうひとつ、山際大臣は『うちの事務所には信者はいません』ということをってましたね。じゃあ『君は統一教会の信徒なのか』と調べたのか。信教の自由の中には信教の表白の自由というのもあるわけです。人に強いられて「私は信仰しています」とか「信仰していません」と言うことを強いられない自由があるんです。それはある意味、信教の自由の根幹なんです。それを侵害したということですよ、山際大臣は。あの人は国家権力の一部を持っている人です。それが信教表白の自由を侵害したことをマスコミに堂々と言って、それをマスコミは何も批判しない。人権について保守党よりもうるさいはずの野党も追及しない。これおかしくないですか。

このまま行ったら日本は意識しないうちにふらふらと全体主義の中に迷い込む。そういう入口に立っていると僕は思いますよ。僕は政治はしっかりしてもらいたい。政治責任の追及だったら憲法に違反してもいいのか。人々の信仰の自由、内心の自由を侵害してもいいのか。そんなことして良いわけないじゃないですか。この問題は非常に危険。今の議論のしかたが。

一部の政党、一部の勢力、一部のマスコミは、本当に『被害者を救済しよう』とか『統一教会の実態を明らかにして社会に寄与しよう』とか思っているのではなく、統一教会や被害者の方も上手く利用して反自民、反安倍、反憲法改正をやり遂げようとしている。これは完全に政治的なキャンペーン、政治闘争だと思って見ています。毎日のテレビを。

今の議論が続いてふらふらしてたら、日本はいつの間にか全体的国家になってしまう。今は統一教会がやられて『いい気味だ』と思っている人がいるかもしれませんよ。でも統一教会の人たちがこうやって排除されたら次は自分達の番だということですよ。自由主義社会が全体主義に移っていくというのは、まず最も異端とされてる人たちが排除され、それが済むと次に異端とされていた人たちが排除され、段々段々と排除されていって単一の価値しか残らない、そういうことになるんです。それが全体主義国家になっていく過程なんです。

歴史をよく見て勉強していれば、今までの議論の仕方が非常に危険だということは分かるはずだと思うんだよ、立派な人たちは。立派だと称している人たちが議員をやっているんだから。しっかりしてほしいと思いますね。

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https://twitter.com/i/status/1568235183975047168
https://twitter.com/i/status/1568244320972701697

以上

正体、見破ったり！！

ただ、家庭連合のこの10数年を振り返ると
自由と平和を愛し理想とするはずが、
だんだんと排除される人たちが出てきて、
いつのまにか単一の価値しか残らない全体主義になっていたことに気づく。
そっくりそのままブーメラン。
終了〜。