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知ってる?? 知らない?? 文顕進会長の文書動画と講話文

シリーズ”統一運動の堕落”パシセラ氏寄稿 4

https://align-with-god.org/blog/archives/2138


文顯進会長のしようとしていた事


2009年、文顯進会長が断罪されるようになる前、私には何年も文顯進会長に会えず、話も聞けなかった時期があるので、何をその時期に文顯進会長がしようとしていたのか、証言するにふさわしくはないのですが、その頃にしたお話を読む時に、多分、教会員たちが誤解しただろう、と思う内容はあります。


ブラジル6分ビデオは、文顯進会長が教会内の悪いリーダー達の象徴のように見えた事でしょう。逆に、文亨進氏が教会員の足を洗ったりするのは、良いリーダーの象徴のように見えたはずで、それが教会員を惹きつけるための計算されたパフォーマンスであることなど、想像もできなかったかもしれません。


文顯進会長が叱った相手は、リーダー達です。2001年の日本教会の監査の時からずっと同じことですが、統一教会は、一般教会員は真摯で誠実でも、リーダーに数々の問題がありました。文顯進会長のお話を読めば、リーダー達を変えるためのお話、リーダー達から出発している文化を変えるお話、そのようなお話がたくさん出てきます。


しかし、リーダー達はそれを受け入れず、2009年からは文顯進会長を排斥する集団行動に出ましたが、それまでの時期に文顯進会長がリーダーシップに関してしたお話は、一般の教会員にもついていくのがなかなか難しかったと思われます。


日本はリーダーシップの文化は弱い国ですし、私もリーダータイプではありません。逆に米国のようなところに来ると、マネジメント力は弱いのに、リーダーシップには極端に長けている人に会うことがあります。ですから、リーダーシップに関して言われても、日本人の私達はピンとこないところがあるかもしれません。さらには、文顯進会長がリーダー達を叱責する言葉は、さらに一層、ついて行けない思いや躓く思いに誘われるかもしれません。


文顯進会長が語っていたリーダーシップは、サーバント・リーダーシップです。サーバント(Servant)とは召使で、つまり、奉仕するリーダーシップという意味です。ピラミッドの頂点に立つリーダーシップと対比されるものです。米国の一般社会で、サーバント・リーダーシップの模範とされることがあるのは、イエス様です。


しかし、文顯進会長が統一教会のトップレベルのリーダーを、ピラミッド組織のリーダーからサーバント・リーダーシップに変革しようと強く指導した時に、中間層のリーダーにも、また一般教会員にも、文顯進会長がピラミッドの頂点で権力と強制を行使する人に見えたかもしれません。統一教会には、ピラミッドの上に上がった人は、カインとして降りていく道があるという信仰観のようなものもありましたし、弟の文亨進氏や国進氏がアベルで、文顯進会長がカインであると教会内で宣伝された時に、受け入れる土台が教会員にはあったはずです。


そして、文顯進会長を“破棄”することを意味する、「郭氏はサタン、顯進ニムは堕落したアダム」という宣伝をした時に、今度は偽神学の理屈までくっついてしまうようになりました。
この宣伝に乗った結果として、人を薪のように使うピラミッド・リーダーシップの団体から、サーバント・リーダーシップの団体に統一教会を変革しようとした文顯進会長の方を、見下し、攻撃する側に多くの教会員は持って行かれてしまった、と思うのです。


家庭連合の中で、一体何が起きているのか、天宙史的葛藤の詳細を知りたい方は、以下の動画をご参照ください。


▶統一運動の分裂の真相と神の摂理に生きる道 Part1


▶統一運動の分裂の真相と神の摂理に生きる道 Part2


(一部編集あり)

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